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ぬちまーすとシママースの違い【成分や製法と値段も比較検証】

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この数年でSNSでも話題になり、人気が出たぬちまーす。ぬちまーすと同じ沖縄の塩にはシママースもあります。ぬちまーすとシママースって同じ沖縄の塩だけど、違いはあるのでしょうか。どちらを選べばいい?

ということで、ぬちまーすとシママースの違いとして、製造方法や買える場所、値段や成分を比較検証してみました。

比べてみると、ぬちまーすとシママースにはいろいろな違いがあります。どちらを選べばいいかの参考にしてみてくださいね。

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目次
管理人『パセリ』のプロフィール

パセリ

10年の海外生活、介護福祉士を経て、現在は整体師・パーソナルコーチで、自営サロンを経営。

自身の体や心の不調の経験。整体師として2000人以上の人の体に触れて、心との対話からの経験で、健康のために色々な方法を勉強して実践

取り入れて良かったものを自分のサロン同様にこのブログの中でもお伝えしています。

シンプルでお金がかからない塩&にがりの”塩ライフ”もおすすめです。

医師から勧められた水素吸入も、今は日常の習慣になっています。自分の不調の経験から、シンプルが一番と気がつきました。” 食も生活も人間関係もシンプルに " の生活スタイルと体と心の健康を発信しています。

からだも心も毎日が晴れのち晴れでありますように。

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ぬちまーすとシママース・どちらも沖縄で作られる塩

ぬちまーすとシママース。ひらがなとカタカナではありますが、どちらにも”まーす・マース”とついています。海から作り出された塩を沖縄では、”マース”と呼びます。ぬちまーすもシママースも、どちらも沖縄で作られる塩です。

ぬちまーす

”まーす”は塩。ぬちまーすの”ぬち”は命という意味です。ぬちまーすは”命の塩”として名付けられたようです。人が生きるためにはミネラルが必要であるという、創業者高安正勝氏の思いが込められているようです。確かに私たちが健康であるためには、ミネラルは欠かせない栄養素なのです。

”塩”と聞くと、”塩分の摂り過ぎ”などと言われて、塩は悪者扱いされます。実は、塩と言っても、”塩分”だけを摂れば悪いことになります。塩を摂るにあたっては、塩分だけではなく、ミネラルを含む塩を摂ることが体には必要なのです。

ぬちまーすは、塩分だけではなく海のミネラルが豊富に含まれた塩です。

沖縄県宮城島の太平洋側の海水だけで作られるぬちまーす。沖縄の海水100%です。輸入塩は使いません。このぬちまーすの製造方法が他のものとは違う特殊なものです。

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シママース

”マース”は塩。”シマ”は島。シママースは、島の塩という意味なんですね。シママースが作られる現在の本社は、沖縄県糸満市。シママースの原料は、オーストラリアやメキシコの塩田で作られる天日塩です。なぜ、オーストラリアやメキシコの塩田なのか。気候の問題があります。日本は多雨多湿のため、海水から塩を作るには、天日だけでは塩にならないのです。

天日塩を作るためには、広い土地が必要です。それが塩田です。日本に塩田はなくなっています。

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天日塩:太陽と風によって自然の力で結晶化させてできる塩

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ぬちまーすとシママース・製造方法

salt made in okinawa

ぬちまーすとシママースの違いの一つに製法があります。ぬちまーすもシママースも沖縄で作られる塩ですが、この二つの製造方法は全く異なったものです。

ぬちまーす

ぬちまーすは、常温瞬間空中結晶製塩法という製法で作られる塩です。これは、ぬちまーすならではの製造方法です。

常温瞬間空中結晶製塩法とは、一体どのようなものなのでしょうか。

最初はコーヒー缶と扇風機を分解して、装置を作ったそうです。そこから百回を超える試行錯誤を繰り返して、遂に常温瞬間空中結晶製塩法というのができました。

海水を取水→円盤を高速回転で海水を細かい霧にする→霧に温風を当てる→水分だけが瞬時に蒸発→ミネラルが空中で結晶→ミネラルが落下して降り積もる→ミネラル豊富な塩→スタッフにより手作業で収穫して、乾燥→ふるいの工程へ→検品→金属探知機に通す→ぬちまーすが消費者へ

これだけを見ても、手間がかかるのがわかりますね。

シママース

シママースの原料とされている塩は、オーストラリアやメキシコの塩田で作られた天日塩です。この天日塩を輸入して、沖縄の海水で溶解します。砂をろ過して、貯蔵タンクへ。そして、更にろ過→予熱→ろ過を繰り返し、平釜で煮詰めて結晶化。脱水→乾燥をして、シママースが出来上がります。

値段と買える場所・それぞれの成分

ぬちまーす

ぬちまーすとシママースの違いは、購入できる場所や購入のしやすさにもあります。

ぬちまーすの購入方法

2022年頃までは、ぬちまーす公式サイトで簡単に購入することができていました。また、特定のスーパーなどでも買えました。現在では、ぬちまーす公式サイトでも、販売停止となっています。販売再開は未定とのことです。今までスーパーなどでも買えていたのも、今ではぬちまーすを見かけることはありません。

かろうじて、ネットで購入数を限定して買うことができるようです。ただ、値段は公式サイトのものより、若干高くなっています。↓公式サイトでは、250g1242円です。400円ほど高くなっていますが、ぬちまーすファンとしては買う人が多くいるようです。

2023年9月時点でも販売停止となっています。ぬちまーすの売り切れについても書いています。2024年。数量限定で販売が再開されています。こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。↓

シママースの購入方法

シママースは、最近ではスーパーでも手に入れやすいというのをSNSでも見かけます。私個人としては、近所のスーパーでは見かけません。私が利用するこだわりやという食品店では扱っています。ただ、こだわりやは、東京都をはじめとして、神奈川県、埼玉県、千葉県に存在するくらいです。

こだわりやにもオンラインショップがあります。↓

こだわりや

ネットでも手軽に買えます。ぬちまーすと比べると、値段は格段に違います。↓

ぬちまーすとシママース成分

ぬちまーすとシママースの違い。成分量が圧倒的に違います。

ぬちまーすは、世界一多様なミネラル(14種類)を含むとして、2000年2月にギネス認定を受けました。その後の2002年には更なる分析で21種類のミネラルが検出されています。

シママースは、ミネラルが少なく、食塩相当量が多いのです。これが塩分の違いです。

成分100g中ぬちまーすシママース
食塩相当量73.34g92.1g
ナトリウム29.25g36.3g
カルシウム440㎎105∼300㎎
カリウム1140㎎20∼100㎎
マグネシウム3620㎎40∼300㎎
硫酸イオン4420㎎
臭素160㎎
ストロンチウム12㎎
ホウ素8.4㎎
フッ素2.3㎎
0.41㎎
ケイ素0.23㎎
亜鉛730㎍
リチウム460㎍
ヨウ素29㎍
モリブデン26㎍
総クロム24㎍
ニッケル18㎍
15㎍
バリウム14㎍
マンガン5.3㎍

尚、これらの成分量は、実際の商品に記載されているものと違う場合があります。自然のものからできるので、その時々の状態で変わるのです。

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ぬちまーすとシママースの違い【どちらを選ぶべばいい?】

salt

ぬちまーすとシママースの違いは、味にもあります。どちらを選べばいいでしょうか。まず、ぬちまーすとシママースの違いとして、味などの感想です。

ぬちまーすはまろやか

初めて私がぬちまーすを口にした時は、衝撃的でした。これが塩!?という感じです。塩らしいしょっぱさがなく、とてもまろやかで美味しいんです。しょっぱさがないのは、シママースや他の塩と比べても、食塩の量が違うからです。食塩だけでなくミネラルを豊富に含んでいるのです。とにかく美味しい塩です。

ぬちまーすには、パウダータイプと粒状の顆粒タイプがあります。私の感想としては、顆粒タイプの方が、料理には使いやいです。私は、ぬちまーすを水に溶かして塩水として飲んでいます。その際のぬちまーすは、パウダータイプを使っています。

ミネラル補給として水に溶かして飲むのも美味しいですよ。そんな飲み方についても書いています。こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。↓

シママースは塩分が多い

ぬちまーすとは逆に、塩らしいしょっぱさがあるのがシママースです。お料理や漬け物などには最適です。例えば、野菜やパスタを茹でる際に使うのもシママースは良いです。シママースは粒が粗くしっとりとした塩です。湿度によっては固まることがありますが、解せば問題なく使えます。

用途で両方を使い分ける

ぬちまーすとシママースの大きな違いは、製法と含まれるミネラル成分量です。シママースだけを使っていると、十分なミネラルが摂れず、塩分摂取が多くなります。一方でぬちまーすだけだと、塩としての塩分の感じが少ないので、結構な量を使うことになり、消費量が多くなります。

こうしたことから、私自身も用途で使い分けをしています。

また、前述のように現在では、ぬちまーすは購入がなかなかできません。でもミネラル摂取を考えると、ぬちまーすは素晴らしいものです。そこで、ぬちまーすの代替えとして”雪塩”があります。

雪塩も沖縄で作られる塩です。味はぬちまーすに近くまろやかで美味しいです。

雪塩にもぬちまーすと同じく、パウダータイプと顆粒タイプがあります。

こちらはパウダータイプです。↓

こちらが顆粒タイプです。↓

雪塩もぬちまーすやシママースと同じで、沖縄で作られる塩です。製法の違いもあり、ぬちまーすが数量限定での販売ですが、雪塩は購入しやすいです。

ぬちまーすと雪塩の違いについても書いています。こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。↓

ぬちまーすとシママースの違い【成分や製法と値段も比較検証】|まとめ

今回はどちらも沖縄作られるぬちまーすとシママースの違いをお届けいたしました。

ぬちまーすとシママースの違い

  • 製造方法:・ぬちまーす→常温瞬間空中結晶製塩法 ・シママース→平釜で煮詰める
  • 原料:・ぬちまーす→沖縄の海水100% ・シママース→オーストラリアやメキシコの天日塩
  • 値段:・ぬちまーす→250gで1620円(公式サイトは1242円) ・シママース→1㎏で399円(購入場所による)
  • 成分量:・ぬちまーす→ミネラル成分21種類で塩分少なめ ・シママース→ミネラル成分少なく塩分多め
  • 購入方法:・ぬちまーす→2024年数量限定で販売再開 ・シママース→スーパーやネットで購入できる

体に必要なミネラルを考えると、せっかく食べるならミネラル豊富なぬちまーすが断然良いと思います。ただ、使う用途によってはシママースも使うことで、消費量は抑えられますし、値段も手ごろです。私の個人的な使い方は、ぬちまーす>シママースです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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