物持ちがいいのは貧乏性?貧乏性の性質と考え方

”物持ちがいい”は聞こえはいいけど、度合いによっては人も寄り付かなくなる貧乏性。
貧乏性には性質と考え方があります。そこを転換させて貧乏性を脱却すると人生が変わることも。
貧乏性から抜け出したい方へ。

パセリ
10年の海外生活、介護福祉士を経て、現在は整体師として働いています。
体や心の不調の経験から、健康のために色々な方法を勉強して実践
取り入れて良かったものを、自分のサロンの中でもお伝えしています。
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貧乏性は物持ちいいけどケチになる

事あるごとに ”貧乏性だから” と言っていませんか。自分では何気に言っているつもりでもまわりには聞こえが悪く
お付き合いも遠のいてしまうことも。貧乏性とはどんなふうに物持ちいいのか、どんな考え方の性質なのでしょうか。
貧乏性と貧乏はちがう
貧乏に ”性” がつくかつかないかで意味はおおきく変わります。
広辞苑には
貧乏性とは、ゆとりのある気分になれない性質。物事にくよくよする性分。
貧乏とは、貧しいこと。財産や収入が少なくて、生計の思うようにならないこと。
とあります。
貧乏とは、収入が少ないなどで生計にかかわることでお金がないということです。
貧乏はお金がないだけであって、もし十分なお金があったとしたら、とっても気前がいいかもしれないのです。
一方の貧乏性は、性質や性分のこととされていて、お金があるないではありません。
お金が十分にあっても貧乏性というのはあります。お金持ちはケチだと言われることがありますが、
お金持ちにもいろいろなタイプがいますから、貧乏性寄りの性質を持っている場合かもしれません。
ただ、本当のお金持ちのケチは貧乏性とはちがいます。

とにかく損得でしか考えない
貧乏性はお金を使うのも行動もすべて損得で考えます。
とにかく、損は絶対いやだ、得がなきゃいやだ。
ですから思い切ったお金を使うことができません。思い切ったお金なんて使わないけれど、少額でも使うからには
損があってはならないのです。損をすることを恐れて、損があったときは、くよくよします。
立ち直れなくてますます貧乏性が加速します。

それじゃ、
人は寄りつかないね
値段で選んで物持ちを良くする貧乏性


貧乏性には貧乏性特有のお金の使い方があります。貧乏性が物を選ぶのは簡単です。
貧乏性の選択肢は値段
貧乏性も物を買うときには貧乏性なりに吟味します。吟味する焦点が、貧乏性はとにかく値段です。
貧乏性はできることならお金は使いたくないので、とにかく一番安い物を選びます。
質は眼中にありません。形があって使えればいいのです。節約と言えば聞こえはいいですが、
貧乏性は節約の範疇を飛び越えています。”もったいない、もったいない” と、1円でも安い物を好みます。
そして、ほっとするのです。
お金の守りの態勢
お金がないなら貧乏ですが、お金があっても使えないというのが貧乏性。
”お金、お金” と、貧乏性はお金を使うことを良しとしないことがあります。お金を使わず減らさずの守りの態勢。
ここがあるとずっと貧乏性のままです。
守りだけではお金はまわってこない、増えないということを学ぶといいですね。
お金は価値あるものに使うことで、次のお金を生み出していくというのは、お金持ちの考え方です。
お金が使えるのは生きているうちです。墓場には持っていけません。
倹約家の選択肢は質
倹約家というのもちょっとまちがえるとケチと言われることがあります。
広辞苑では、倹約とは費用を切り詰めて無駄使いをしないこと
倹約家は決してケチではありませんし、貧乏性でもありません。
倹約家は同じ品物なら、労をいとわず安く買える場所を探します。けれど、値段だけで物を選ぶことはしません。
質をみて、どのくらい長く使えるかなどお金を払う価値があるかで選択します。ですから、納得できたらほかのものより
高くても買います。倹約家は無駄使いをしませんが、価値があれば使うときにはどーんとおおきな金額も使います。
質を見て価値を見極めて買ったものを大切に使います。
見た目を気にしない貧乏性は物持ちがいい


貧乏性は、”もったいない” が染みついていますからケチケチの印象が非常に強いです。
倹約家も費用を切り詰めて無駄使いをしないというところから見方によってはケチととらえられることがありますが、
両者にはおおきな違いがあります。
倹約家は値段が高くても質の良いものを買って大事に使い、使い切ったら潔く捨てて、新しいものに買い替えます。
ところが貧乏性は、とにかく1円でも安い物を選んで、ボロボロになっても、”まだ使える” 精神で使い続けます。
捨てません。執着がすごいのです。たしかに良く言えば物持ちがいいのです。”物持ちがいい”の度合いがちがいます。
” 安物買いの銭失い” とは言いますが、貧乏性は安い物を買っても銭は失いません。
どんなに見た目がボロボロでも自分が使ったお金以上の元を上回らなければいけません。
そうでないとくよくよしますから。財布が擦り切れていようが、Tシャツに穴があいていようが、財布の形がまだあるなら、
Tシャツも袖を通して着られるのなら使い続けます。
物持ちがいいと言えば聞こえは悪くありません。使い込んでお役目ご苦労としてもいい十分なものも捨てられません。
手放せません。ということで貧乏性の持ち物は貧乏くさく、みすぼらしいものも多くなりがちです。



見た目も
少しは気にしようよ
物が捨てられないと運気がさがる
貧乏性のもうひとつの性質に、買ったものを使えないというのがあります。
もったいなくて使えないのです。なんのために手に入れたのかふしぎでありますが。
とにかくもったいない精神のかたまりですから、いつか使おうと押入れの隅にひっそりと寝かせています。
捨てられないというのは貧乏性に限ったことではないのですが、洋服でもいつか着るだろうと、クローゼットの中で
しわくちゃに色あせているものがあったり。
洋服でも物でも家電製品でもなんでもですが、使うことでその物たちは活きてきて価値が出るのです。
使わないものを家の中にため込んでいるというのは、風水的には、そこに邪気がたまると言われています。
邪気がいっぱいの部屋の中にいると、自分自身も邪気まみれで良いものを遠ざけてしまうと言われています。
貧乏性の性質である、どんなにぼろぼろでも使うのは、たしかに愛着もあるのでしょう。
形のある物というのは使っていれば壊れますし穴も開きますし、何度か修理や補正をするのも良いことです。
そのように大切に使ったら、物の寿命を受け止めて、感謝をして買い替えることを身につけると、
貧乏性から抜けることができるでしょう。
物持ちがいいのは貧乏性のほめ言葉⁉まとめ
もったいない精神が人一倍の貧乏性。無駄使いはもちろん、ただの勢いでお金を使うということもありませんから、
お金を貯めることもできます。でもあまりにも貧乏性を丸出しにしていると、大切にしたかった人までも
寄せ付けなくなることだってあります。
貧乏性という性質はちょっと努力することで変えられます。物を大切に使うということはすばらしいことです。
ただ、”入れ替え”の時を知って、古いものを手放していくと、新しいもの、物だけではなく知識や経験というものが
入ってきてお金が活きていきます。もったいないだけではこうしたことは得られません。
それこそもったいないのです。