ケチをポジティブに言い換えると何がある?3つの言い換え

”ケチ” って響きがなんだかイヤじゃないですか。そもそも ”ケチ”とは、いい意味で使われることはないでしょう。
「あの人、ケチよね」、「最近付き合いだした彼が、どうもケチなのよ」など、言ったり聞いたりすることもありませんか。
もしそれを自分のこととして言われたら・・・自分ではケチなつもりはまったくないときには、ショックかもしれませんね。
そんなネガティブで響きの悪い”ケチ” をポジティブに言い換えると何があるのか考えてみました。

パセリ
10年の海外生活、介護福祉士を経て、現在は整体師として働いています。
体や心の不調の経験から、健康のために色々な方法を勉強して実践
取り入れて良かったものを、自分のサロンの中でもお伝えしています。
シンプルでお金がかからない塩&にがりの”塩ライフ”もおすすめです。
医師に相談して出会えた水素吸入も、今は生活の一部になっています。
塩ライフの関連商品はこちら



ケチとは違う倹約家はポジティブな言い換え

”倹約家”、これはいかにも賢そうな響きに聞こえませんか。
”倹約” とは、広辞苑では、「費用を切り詰めて無駄使いをしないこと」とあります。
そして、倹約は何を倹約するかの対象がお金に限られます。無駄使いをしないでお金を倹約する人が ”倹約家” です。
なぜ ”倹約家” がケチのポジティブな言い換えになるのか・・・
広辞苑にあるように倹約家は無駄使いをしない、つまり必要のないものにはお金を使わないのです。
ですから、必要なものにはお金を使います。その必要なものにお金を使うとき、勢いだけで買いません。
また値段を見るのではなく ”価値” をみることで、電化製品なども買うときにはどのくらい長く使えるかを考えるのです。その際に倹約家ですから、同じものを何件かみて回って、その中で安いところを選びます。
洋服や靴などといったようなものでも同じです。自分にとってこれは必要か、長く着られるかを考えて、その上でなら高価なものでもお金を出します。そして自分にとって必要となったものにお金を出したら、とことんそのものを大切にします。
古くなったものでも、次に買えるお金はあるのですが、むやみやたらに買い替えるということはしません。
そして倹約家は必要なものにはお金を出しますから、人付き合いにおいても決して悪くありません。
たとえば、飲み会に誘われたときは、”ここまで” という線をはっきりと持っていて、延々と食べたり飲んだりなどの不要な付き合いはしない傾向にあります。もちろん支払いは気持ちよくしますし、必要なときは人に奢ることもします。
ただし見栄を張るなどでいつもいつもということはしません。倹約家はしっかりと先を見越して計画性があります。
ポイント:倹約家は物を大事にするあまり、古くなっても使い込むので、他の人から見たら ”お金があるのに買い換えない” と、ケチに見えてしまうことも。また、計画性があるため、人付き合いにおいても必要でないものにはお金を使わず、無駄を省いてお金を切り詰めるということからケチなようでもポジティブに言い換えると倹約家と言えるのではないでしょうか。
ケチに見える節約もポジティブな言い換えになる

節約の意味を広辞苑で見ると、”無駄を省いて切り詰めること” とあります。倹約と似たような意味になりますが、まず節約と倹約のおおきな違いは、倹約が無駄を省く対象がお金だけであるのに対して、節約はお金以外にも使います。
たとえば、”電気の節約” ”水の節約” など資源や、”時間の節約” ”生活費の節約” など幅広く使えます。
倹約は不要なものにお金は使わない、無駄使いをしないことですが、不要ではなく必要なものには高くてもお金を出します。節約は必要なものでもとにかく安く済ませたり、必要なものでも省いたりと、一生懸命さ感があり、ともすれば節約に走り過ぎてストレスにつながるかもしれません。そこを上手にストレスにすることなく節約が続けられていれば、節約した分を貯金に回したりとすることができる節約家もたくさんいますね。
買い物や飲食店でのポイントを貯めて使う、食料品や衣料品、日用品もとにかく安いところを探して買う、家の中では無駄な電気や観ていないテレビは消す、作った料理の残り物は上手に冷凍保存して無駄なく食べるなど節約できることはとことん節約します。
ポイント:節約家は無駄を省いて切り詰めるわけですから、人に見えない家の中での節約ならいいのですが、 友達との食事にポイントの貯まるところや使えるところばかりをいつも言っていると、”ケチ”と思われてしまいそうです。.節約家は節約できることはしますが、お金を使わない、払わないということではないので、ケチなようでもポジティブに言い換えると節約家と言えるのではないでしょうか。
ケチと言われるお金持ちはポジティブな言い換え
この ”お金持ち” も ときには”ケチ” と思われることもあるようです。”あの人、お金持ちなのにケチなのよねー”
なんて・・・・。では、なぜお金持ちはケチと言われるのか、本当なのでしょうか。
お金持ちは、最初に挙げた ”倹約家” であることが多いようです。無駄なものにお金は使わないというところが、お金持ちは倹約家と言われるのです。それもそうですね、無駄なものにお金を使っていたらお金は貯まりません、残りませんね。
”無駄なものにお金を使わない” ことの対象が、傍から見たものとお金持ち本人の見るものに違いがあるようです。
お金持ちは、”お金があって、買えるけど買わない” というはっきりとした感覚を持っています。
たとえば、車一つでも、自分が満足、あるいは必要ないならベンツもポルシェも買いません。見栄は必要ないのです。
普段の着るものでも、まわりがお金持ちに対してイメージするような高価なものばかりを身にまとっているわけではありません。 お金持ちは、バリバリ仕事もしますから、そのためには、健康に気を使っている人が多く、普段の食事はとても質素であったりします。毎日高級なレストランで美味しいものばかりを食べているのではないのですね。
とにかく無駄なものにはお金を使わず、あるお金は資産を増やすために大きな金額を投資に回したりするのです。
実際にわたしが目の前で見たケチに見えるお金持ちがいました。
仕事でお金持ちの家の奥様を訪れたとき、帰る頃に、その方が缶ジュースを飲んでいて、”ちょっとこれでも飲んで行って” とわたしにも出してくださいました。何気に裏を見ると(そんなことをするわたしもわたしですが)、なんと賞味期限切れのものでした。
「あの、これ賞味期限切れていますよ}と、思わず言ってしまいました(なんとも図々しいですが、賞味期限切れがあまりにも長かったもので)。すると返ってきた言葉が、「あら、あなた賞味期限が切れてたら飲んだり食べたりしないの?」でした。わたしの仕事に対する対価としては、しっかりと数万円すら気持ちよく払ってくださいますが。
締めるところはしっかり締めます。 無駄はしないのです。
ポイント:お金持ちは、細かい手数料などを気にしたり、食べ物飲み物をむやみに無駄にしたりしないのです。 また、普段の服装や食事が質素だったりと、他人から見るとケチに映ることでも使うところにはお金を使うことから、ケチをポジティブに言い換えるとお金持ちと言えるのではないでしょうか。
ケチのポジティブな言い換え|まとめ
そもそも ”ケチ” とは、とにかくお金を使わない、必要なものでも出し惜しみをすることで、広辞苑を見ると、”しみったれ” とすら書いてあります。倹約や節約家、そしてお金持ちでも、人に見えないところでしていることと、人に見えるところでしていることでは、まわりからの印象は ”ケチ” となることもあるのでしょう。
見えるところはケチでも、見えないところを知ると、ケチをポジティブに言い換えると、倹約家、節約家、お金持ちにたどり着きました。